2010年12月05日

失われしもの

昨日、午後5時から、
栃木県古河市で「関東の奇祭」といわれる
「提灯竿もみまつり」なる祭りが行われることを知り、
仕事を切り上げ、一路、古河へ。

はじめて足を踏み入れましたが、
上野からはJRで1時間ほど。


祭り会場は駅前に設置されていました。

祭り会場 (Small).JPG


そもそも「提灯竿もみまつり」とは?

この地に古くからある野木神社の御神体を奉じ、
神領である7つの村(郷)を
7日かけてめぐる「七郷めぐり」が由来だそう。

この七郷めぐり、
始まったのが1201年頃といわれていますから、
鎌倉時代の初期も初期。

11月26日からめぐり始め、
帰ってくるのが12月3日から4日未明にかけて。

それをお迎えする村の人々が提灯をかかげ、
冬の夜の寒さを凌ぐためにもみ合いながら待ったのが
原型とされているとか。

「提灯竿もみまつり」として独立し、
今年がなんと150回目というではないですか。

それなら一度、見てみたいなあと思ったのです。

子ども提灯 (Small).JPG

会場ではすでに、子供たちによる
竿もみが始まっていました。

長い竿の先に付けられた提灯が
相手の攻撃により打ち落とされたら負け。
提灯が燃えてしまっても負けです。

大人提灯 (Small).JPG

続いて、大人の部の開始です。
さすがに、提灯の位置が高い!

1チーム21人まで。
提灯の付け方も「独自に補強はしない」など、
新たなルールが設けられたようです。

「ルール」というアナウンスに
「…???」と思いましたが、それはよしとして。

各町会、青年団、互助会などなど16団体が出場。

化粧チーム (Small).JPG

みんなで化粧をして、
お祭りムードを盛り上げている団体もあり。

試合中 (Small).JPG

8団体で戦って、2団体が勝ち抜け。
長い竿はなかなか思い通りには動かないようです。

燃える提灯 (Small).JPG

攻撃する前に、みずからの火で燃えてしまう提灯などもあり。

「では、負けたチームの敗者復活戦を行います!!」
というアナウンスに、駅へと向かう私。


なんというのでしょうか。

これは……

ちょっと変わった運動会?

「祭り」ではないなあ…と思いました。


つねづね、「祭り」と「イベント」が
ごっちゃになっているなあと思うことが多いのです。

日本全国どこにいっても、よさこいだとか、ソーラン節とか。
ねぶたも最近、どこにでも出張してますよねえ。


それは「祭り」じゃないんだよう!!!!


「提灯竿もみまつり」を非難するつもりはありません。
地元の方たち、楽しそうだったし。

でも、祖先が長い年月を神様と一体になって
作り上げてきた伝統がいろんなことでごっちゃになって、
ついにはその本質までも見失ってしまう。

それはとっても怖いことだなあと思います。


仕事柄、いろんな地方に行って、
その土地の観光協会の方々とお話ししますが、
皆さん、口にするのは
「どうすれば、人を呼べるか?」

逆にこちらが、その地方に古くからある神社や、
その地方にしかない古い習慣について尋ねても、
あまり知らなかったり……。

その土地にしかないものを知らないで、
どうして「人を呼べる」と思うのかなあ。
人はそこにしかない独自性に魅かれるのではないかなあ。

なんて、僭越ながらも不思議に思うことが多いのです。

まあ、「自分のよさ」というものが
自分ではなかなかわからないのと同じなのかもしれませんが。


でも、こうしている間にも、
イベント化されてしまう祭り、
人手不足、資金難で継続できなくなってしまう祭りが
日本全国にたくさんあるんだろうなあ。

非力ながら、
「なんとかしなくちゃ!」という気持ちになりました。


こちらにアップするのがすっかり遅くなってしまいましたが、
10月、香川県宇多津町で行われた秋祭りは
それはそれは素晴らしいものでした。

明日から、そちらをご紹介したいと思います。


あ、古河でちょっと気になったのがコチラ。

煮いか (Small).JPG

「煮いか」の屋台。
何味なのか、着色料で真っ赤なイカ
てんこ盛りに盛られています。

これが結構、買っていく人がいるんですよ。
屋台自体も何軒もありましたし。

祭り好きとしては、
行く先々で屋台もチェックしていますが、
これは初めて見ました。

さすがに食べてみる勇気はなかったです。
ちなみに、1枚400円。

食べたことのある方はどうぞ教えてください。


ラベル:祭り 料理
posted by はたまゆ at 23:43| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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