2010年07月17日

文化の香り

最近の朝ごはん。

すいか (Small).JPG

スイカです。


この1年で食べ物の傾向がずいぶん変わりました。

幼稚園児の頃からの大好物、
奈良漬け、くさや、枝豆、塩辛
という基本筋は変わりませんが。

以前はほとんど食べなかったトマトを毎日食べるようになり、
フルーツもよく食べるようになりました。

スイカなんて、自分のために買ったのは人生初

たくさんあるから、志村けん食べもできちゃうよ。
あははー。


さて、映画とクラッシック音楽についてここで語ろうと思い、
構成などを考えていた昨日。

なんともタイムリーに(?)
「ちょっと待てや!」という出来事がありました。


深夜のテレビで流れた、
俳優の小栗旬くんが監督した映画のCM。
その冒頭、小栗くんが

「映画監督は僕の長年の夢でした」

と語るのです。

何年をもって「長年」というのか、
具体的な数字の定義はないので
どう使おうと自由だとは思います。

が!

たかだか27歳にいわれたくないなあ

と思ったのです。

あまりにカチンときて、わざわざ年齢、調べちゃいましたよ…。


カチンときたのは、小栗くんに対してではなく、
それを言わせた周囲に対して、です。

映画に携わっている人間なら、
どれほどの人間が映画監督を目指して、
それこそ「長年」苦労しているか知っているはずでしょう。

企画を通すのに苦労し、
資金を集めるのに苦労し、
夢を叶えられないまま終わる人も多いはず。

そういう人たちが今回の小栗くんのことを
どれだけ冷ややかな目で見ているか。

そのへんの感情を配慮する想像力をもった人間が
その現場にひとりもいないとは。
めちゃくちゃ多くの人間が関わっているはずなのに。


薄っぺらいのう!!!


…と深夜にひとり、ムカムカした次第。


そもそも私、映画をほとんど見ません。

しかし、小4でジャッキー・チェンにひと目惚れをして以来、
『ロードショー』『スクリーン』などを毎月買っていた私は
いっぱしの映画ファンでした。

ジャッキーの映画や『少林寺』などに熱狂するほかに
『風とともに去りぬ』『ローマの休日』など、
古きよき時代の作品を夢中になって見たものです。

黒澤明、ヒッチコック、マリリン・モンローが大好きでした。

それが中学生になって、
『トップガン』『愛と青春の旅立ち』『ゴースト』など
その時代を象徴するほどの大ヒット作が

ことごとく趣味に合わなかった…。


黒澤明の新作は観に行っていたものの(ひとりで…)、
その他はあんまり見なくなってしまいました。

この仕事をするようになって、
インタビューする相手の出演作などを見る機会が増えましたが、

だいたいがつまらない。

「どうやってインタビューしよう…」と
途方に暮れることのほうが多いのです。

…と、すっかり映画から遠のいていたのですが、
先日、千駄木にある古本屋さん「古書ほうろう」で開かれた
川本三郎さんと片山杜秀さんのトークライブ
「続・偏愛談義 古書も映画も音楽も」
に行って、すっかり

自分は間違っていたのかも…???

という気持ちになってしまったのですよねえ。

博識のおふたりの
映画とそこに流れるクラッシックの名曲についての
超マニアックなお話を聞き、

「昔の映画はクラッシックを上手に使っていましたよね」
「映画からクラッシックに入っていく人が多かったですよね」

などという言葉を聞くにつけ、

「小学生のときの趣味のまま、
古い時代の名作を見続けていたら…。
もうちょっと文化の香り漂う女になれたのに…」

と深く後悔しました。


でも、そういう文化的な観点から見ても、
今の映画界の衰退ぶりって著しいんじゃないかなあ。

ハリウッドが秀でているとは思っていませんが、
そのハリウッドですらリメイクばかり。
『幸せの黄色いハンカチ』をなんでハリウッドで
作らなきゃならないの?
『告白』をどうやって作ろうと思うの?

わからないことばかりです。

あ、でもマニラ在住のブラック友達・メロちゃん推薦の
『釣りバカ日誌』
あまりのすすめぶりにシリーズ第1作を見てみましたが、

よかった!!!!

軽いタッチで笑わせながら、
人間として大事なものがきちんと描かれている。
こうでなくちゃと思いました。

シリーズ全作見ちゃいそうな勢い…。


もうひとつ。
前述のトークライブには
偉大なる音楽家であり、愛国の士であり、
片山さんの奥様でもいらっしゃる
藍川由美さんと一緒に行きました。

私の憧れのご夫婦であります。

藍川さんのお話は語ると長ーーーーーーーーくなるので、
また日を改めて。


ラベル:文化
posted by はたまゆ at 15:49| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まゆなさま、先日は有難うございました!
実に楽しうございました。

盆踊り、今年は日程が合わず残念です…。
深川のお鮨に期待!

それにしても「愛国の士」とは買いかぶりが過ぎますわ。
日本のことはまだほとんど知らず、目下勉強中。

せいぜい「探国の士」がいいところ…(汗!?)
知らないものは愛せないので、これから神社のこと、食べ物のこと等、いろいろ教えて下さいね!
Posted by Yumia at 2010年07月18日 07:21
Yumiaさま
いえいえ、Yumiaさまは立派に
愛国の士だと思います。
私も日々、日本を勉強中。
でも知れば知るほど、誇れることが多いと
思いませんか?
これをもっともっとたくさんの人に
伝えていきたいなあ。
一緒にがんばりましょう。
Posted by はたまゆ at 2010年07月18日 21:02
あー! あたしも同じコト思ってました>小栗旬

というか、あのCM、始めて見たときにはほんとに監督業やってたとは思わなかったんですよ。あまりにもあの言葉が陳腐すぎて。
何かのドラマで監督役をやっていて、そのドラマの予告でいっぱしのことしゃべ(らされ)てるのかな、と。。。

そういえば、先週どこかのトーク番組でも「若いのに監督やるなんて早いねえ」みたいなこと言われてましたね、たしかf(^^;
Posted by つーじー at 2010年07月19日 14:16
釣りバカシリーズ「1」?
難易度高過ぎ!
せめて2ケタのところから観てください。
その方がわかると思う。
イレブンとか。

何の話。


トリーが国語で初めて詩を習ってるんだけど
星とか雪とかを題材にしたがり、
コレうまい?これウマい?と聞いてくるので
「まず日々の言葉遣いに気をつけなさい
 若者のあの変言葉を、あなたはやめなさい
 詩人は言葉の影響力を知る人が
 同じく知る人に届けるために
 言葉を選ぶ仕事なんだよ」
と、珍しく良い説教ができたので
ここに書き留めます
Posted by メロ at 2010年07月20日 21:48
つーじー
やはり?
そう思うのが普通だよねえ?
よかったよかった。
また偏屈ジジイの階段を
一段上ってしまったかと思ってました。

メロちゃん
素晴らしい説教です。
まさにその通りです。
でも『釣りバカ』は順に見ていきます。
次は2です。
Posted by はたまゆ at 2010年07月28日 21:27
最近、一次大戦を扱った映画に嵌っています。
戦略、戦術以外に、
飛行機、車、調度品などの当時のモノに目が釘付けです。
Posted by satokin at 2010年08月02日 21:06
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