和紙タペストリーつくり。
本日あろうことか
中止でした…。
もし行かれてしまった方がいらしたら、ごめんなさい。
明日、中止にならなかったら
朝から昼すぎまでいる予定です。
どうぞよろしくお願いします。
というわけで、12日の池上本門寺の御会式について。
日蓮宗の開祖、日蓮上人は
弘安5年(1282)10月13日に61歳で入滅されました。
御会式とは、日蓮をしのび、
10月11、12、13日の3日間に行われる法要。
御会式が初体験なら、池上本門寺に行くのも初。
「行けばわかるか」と思い、
地図なども確認せずに出かけたのですが、
西馬込駅からは遠い道のりでした…。
この総門前の参道にたどりつくまで、
かなりの坂道を下りましたよ。
本門寺、広い!
というのが、第一印象です。
参道は人であふれていました。
その参道の脇にはお寺。
一大寺町なんだなあと。
はじめてなもので、何を見ても新鮮です。
総門をくぐると石段!
これまで下った分をまた上らねばならない理不尽…。
いや、私たちギャラリーはいいですが、
大変なのが万灯を引く方々でしょう。
呼吸を合わせ、一気に上っていきます。
石段の途中、振り向いたらこんな景色。
キレイだなあ。
石段を上がると仁王門。
それをくぐり、ようやく大堂が見えてきます。
「南無妙法蓮華経」を唱えながら、
太鼓を叩きながら、いくつもの大行列が進みます。
信徒の方々が大堂の中に入られるのに続いて、
私も入ってみました。
太鼓の音と「南無妙法蓮華経」の声が
体にビンビン響くほど。
上がってもよさそうだったので、
私も混ざらせていただいてきましたよ。
すみません、名前がわからないのですが、
革を張っただけの太鼓状のもの。
ものすごくいい音がするのです。
見よう見まねで、15分ほどすると、
手がビリビリしびれてきました。
でも、なんだかトランスする感覚。
お参りを満喫し、出てくると
大堂前には新たな万灯。
それぞれ趣向を凝らしてあってきれいです。
立正佼成会のはひと際、立派。
後ろからいろんなものがついていって、
さながらエレクトリカルパレードです。
立正大学の学生さんなのかな?
笛吹き隊とか太鼓隊とか、
カワイコちゃんが100人以上で隊列を作っていて、
壮観でした。
そんなんで、万灯も満喫し、帰路につくことに。
その前に一応、こちらも見ておくことにしました。
「御入滅之霊場」。
この時点でまだ私、何も気づいておりません。
墓地の間の階段を下りていくと
闇夜に浮かぶ多宝塔。
案内板に「日蓮を荼毘にふした場所に建てた」とありました。
え?
日蓮って、この地で亡くなったんだ…。
はい、気づくのが遅すぎます。無知すぎます。
病気療養のため湯治に向かう途中、
具合が悪くなったため、
この地の郷主・池上宗仲の館に立ち寄り、
そのまま亡くなってしまったと。
なんだか、人間っぽい話だなあと思いました。
さらに進めば、「御灰骨堂」あるし。
その先にある本堂なんて
わかりますか、名前。
「御臨終之間」ですよ!
リアルー!!
日蓮が息を引き取ったとき、
天候も草木も悲しみ、異常をきたしたそうです。
そんな伝説を今に伝える桜がこちら。
御会式桜です。
10月にもかかわらず、狂い咲きをしたと
いわれているのですがね。
ホントに咲いてるし!
これだけでも私はビックリ、感動モノだったのですが、
地元らしき方が
「今年はこれだけしか咲いてないの〜」と
不満げにしていたところを見ると、
例年はもっと咲くんですね。
不思議〜。
万灯の美しさ、本門寺の大きさに、
ある意味、狐につままれたような数時間。
近いうち、昼間に再訪して、
もっといろいろ見てまわりたいと思いました。
東京にも、行ったことないこと、
知らないことがありすぎます…。
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あははー、存分にムチ打ってください。
私も猛省して勉強中です。
僕もご一緒します。byりく
コメント見て、地図をチェックしてみたら、
おさ邸から近いんですね。
いやあ、土地感がまったくなくて〜。
そういえば、駅の向かいを上がっていくと、
馬込文士村のレリーフがあったりしますよね?
なんだか、いろんなものが急につながりました。