2013年05月01日

畏敬と親愛

富士山が世界文化遺産に登録ですかあ。

率直な感想。

「なんで毛唐に頭を下げて、
富士山を認めてもらわにゃならんのか!」


地方で埋もれてしまっている文化や自然の価値を再認識させ、
広くPRするのに
「世界遺産」が打ってつけ、というのはわかりますよ。

富士山は違うでしょう。

なんでもかんでも「世界に出たほうがエライ」みたいな
グローバルバカは、
何度も言いますがうんざりなんだよなあ。


毒を吐いてスッキリしたところで、本題です。

上野・東京国立博物館で開催中の
「大神社展」に行ってまいりました。

大神社展.JPG

行列覚悟して行ったのですが、そこまでではなく。
快適に観賞することができました。

驚いたのが、展示されているものの
半分以上は見たことがあるものだったこと。

神社偏差値が上がってきております。

見終わって感じたのは、
日本人というのは神様に対して畏敬の念があるのと同時に
親愛もあるのだなあということ。

熊野速玉大社の国宝にもなっている化粧箱など、
細工の細かさったらないのです。
櫛なんて10pくらいのところに歯が何本あるかわからないほど。
現代人にはできない技なんじゃないかな。
こんな櫛で髪をとかしたら、
さぞ気持ちがいいだろうなあと思いました。

時の権力者がこれでもかという金をつぎ込み、
最高の職人たちの最高の技を結集させたものが、
神様への奉納品。

かわって、神像。
これがとても素朴なつくりなのです。
仏像が人間とは違う次元の尊いものを表しているのに比べ、
神像は威厳はありつつも、自分たちと同じ、と感じているような。

そういえば、仏師はいますが、神師って聞きませんよねえ。
仏師が己の魂で掘り上げていくのと、
神像はちょっと違う感触がしました。

畏敬と親愛。

あまりにも身近であるがために、
その存在までも忘れてしまうほど。
日本人にとって神様は空気みたいな存在なのかも…という思いを
改めて強くしました。


『大神社展』の後は、湯島の名店・ふ多川へ。

「初緑」がもう夏酒になっていて、ビックリ。

初緑.JPG

スッキリさわやかな飲み口が夏の夜を思わせました。

その他、国権酒造さんの「てふ」(おいしかった!)などとともに
女将の手料理でもてなされ。

ふた川.JPG

常連の方々には、拙著をお買い求めいただき、大恐縮でした。

大ママ.JPG

大ママとのツーショット。
女将や大ママに「がんばったわねえ」と言っていただき、
なんだかしみじみとうれしくなりました。

おふたりは私にとっては憧れで、
「いいなあ。こんなふうになりたいなあ」と思っているのですが、
お顔を見るとホワンと心があたたかくなる。

「畏敬と親愛」は「敬愛」ともつながる。
日本人にとって神様は「敬愛」なのかなあ、なんて
思いながら旨い酒を楽しんでまいりました。

…仕事終わってないんですが、
たまにはいいよね?(よくない)



ラベル:神社 グルメ
posted by はたまゆ at 22:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。