2015年02月19日

本日は、日本橋にある三重県のアンテナショップ
『三重テラス』での『祈りの宝』講座第2回でした。

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伊勢の斎宮について学ぶ本講座。
斎宮歴史博物館学芸員の榎村寛之さん、
館長の伊藤久美子さんによる、
斎王がどんな暮らしを送っていたかのお話。

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天皇に代わり、伊勢に祈りを捧げるために送られた皇女、
というと、
神に仕える者としてのみ生きたような、
神聖であるがゆえの厳しさ、寂しさを感じてしまいがちですが。

600人もの人間が仕える、さながらミニ宮中のような、
はたまた文化サロンのような環境で、
教養を磨き、自らを高め、
神様のお近くに仕えることを許された姫君であったことを
もっと多くの人に知っていただきたいなあと思いました。

天皇に代わり、斎王が伊勢の神宮に祈ることは、
ただひとつ。

国家の繁栄。

「国家の繁栄」を世界史的に見ると、
ロイヤルファミリーや特権階級の栄華、
私腹を肥やすための祈りのように
感じられるかもしれませんが(私だけ?)。

日本建国以来、天皇および斎王が捧げる祈りは、
米が豊かに実り、国民が健やかに幸せに生きること。

戦後、昭和天皇と対面したマッカーサーは
陛下から、他のどの国の元首からも感じられなかった、
その祈りを感じ取り、感服したのだとか。

さて、祈りを捧げるため、斎王が現在、明和町にある斎宮から、
伊勢の神宮に赴くのは、年3回。
その3回に向け、日々、己を高めていくのも大事な使命。

その方法が、滝に打たれることでも、断食でもなく、
和歌を詠み、琴を弾き、教養を高めることだったというのは、
しかも、それが1300年も前のことというのは、なんというか。

これもまた、世界に類を見ない豊かさ(いろんな意味での)
なのではないかと思うのですよねえ。

『伊勢物語』には、稀代のモテ男・在原業平と
恋の駆け引きを繰り広げる斎王も登場します。

ハイレベルな和歌を送り合う、そのやりとりを見ると、
「斎王なのに、恋なんてふしだら!」というよりも
「恋も教養を高めるためのものなのだなあ」というか。

昨今のLINEスタンプ流行りを苦々しく思っている私としては
思うところアリアリ…。

スタンプって、コミュニケーションツールとして、
文字をもたなかった時代に逆戻ってませんかね?
縄文人?

LINEって時点で、文章を書くことを放棄しているのに、
さらにスタンプって?
スタンプのみを送り合うようなことも
多発しているらしいですねって、

単に、私が時代に取り残されているだけ…?

アナログ縄文人なのは私でしたーあははー。

でもさあ、なんか、ラクをしているような、
頭をつかうことを避けているような、
お手軽感が気にいらないのですよ。ふふーんだ。


そんな話はしませんが、来週25日(水)19時からの
『祈りの宝』第3回は、私もお話しさせていただきます。

京都の上賀茂神社、下鴨神社の斎王についても
お話しできたら、おもしろいんですけどね。

5月の葵祭で今も登場する分、伊勢の斎王よりも
イメージしやすい気がする。

関係ないですが、
「斎王がいたのは、伊勢の神宮と賀茂神社のみ」
と知ったときは、
「あれ、石上神宮は?」と思ったものでした。

はい、山岸涼子の名作『日出処皇子』です。

石上神宮の斎王は、伝説としてはあるそうですが、
実在したかはわからないそうですよ。

話を戻し、25日は事前予約が必要なようなので、
詳しくはコチラをどうぞ。


あと、本日19日(木)19時からは月に一度のお約束、
ニコニコ生放送です。

コチラから、タイムシフト予約をしていただくと、
好きな時間に無料でご覧いただけます。

でも5分でいいので生で見て、
コメントなどいただけるとうれしいです。

来月の奈良の東大寺のお水取りの話など、する予定。

3月の神社自主トレは、お水取りと春日大社の春日祭です。
今から震えるほど楽しみだ!


ラベル:神社 歴史
posted by はたまゆ at 00:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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