散歩日和の素晴らしい天気の下、行く先々で花も咲き誇り、
楽しく開催できました。
神代には調神社が、平安時代には玉蔵院ができ、
門前町となったのが浦和のはじまり。
中山道が通り、宿場町となる前、
戦国時代には市も立ち、その盛況ぶりを
十返舎一九が
「しろものを積み重ねしは商人の
おもてうら和の宿のにぎわひ」
と詠みました。
「しろもの」とは商品のこと。
でも、そもそもは大宮台地があり、
すぐそばを川が流れていたため、
縄文時代には集落がつくられていた。
地形から歴史は始まる。
こうした講座をもつようになって、
さまざま歩く中で、
このことを体感するようになってきました。
地形とは関係ないですが、
今回、個人的にテンション上がったのがここ。
浦和宿の本陣跡です。
幕末の皇女和宮降嫁のとき、
中山道を通って京都からやってきた和宮様が
江戸入りする直前に休憩された場所。
あと、明治になり、東京に移られた明治天皇が
大宮の氷川神社へ行幸をされたときにも
ご休憩された場所です。

幕末好きの血が騒ぐエピソードです。
お散歩後は、有志のみなさんと満寿屋にて、
浦和名物・うなぎを堪能。
ちなみに、大好物の奈良漬の名店もあり。

明治創業の酒井甚四郎商店です。
毎晩、ちびちびいただいています。至福。
歴史散歩講座、準備は大変なのですが、
やっぱり楽しいんですよね。
自分が学べるのはもちろんですが、
日常の中にもしっかり歴史がある、ということを
生徒さんたちにも体感してもらえるのがうれしい。
「講座にするのは大変だから、
自分で歩くだけにしよう」と思ったものの、
やっぱり講座じゃないと、月イチ歩くこともしないのさ。
また、歴史散歩講座を復活させたいなあと思いました。
といいつつも、座学講座が
4月からよみうりカルチャーで開催予定です。
4月から8月まで、座学で古事記のお話をし、
9月は大宮か浦和かでの歴史散歩をする予定。
受講申し込みが始まっているようなので、
楽しく古事記を学びたい!という方はぜひどうぞー。
詳しくはコチラ。
お待ちしています!